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「古着仕入れに興味はあるけど、個人でも本当にできるの?」
そんな不安を感じているなら、このページがきっと役に立ちます。この記事では、フリマアプリでの100円仕入れから、倉庫・卸売・海外オンライン仕入れ、さらにはヨーロッパ古着での差別化のコツまで、個人でも実践しやすい方法をまとめて解説しました。
必要な資金の考え方や、失敗しやすいポイント、ベール仕入れの注意点なども、できるだけ分かりやすく紹介しています。「好きな古着を集めて、ちゃんと利益も出したい」という人が、一歩ずつステップアップできるような内容になっているので、ぜひ気になるところから読み進めて、自分だけの古着ビジネスの形をイメージしてみてください。
1. 個人で古着仕入れを始める前に知っておきたい基礎知識

チェックポイント
・古着仕入れを個人で始めるメリット・デメリット
・古着卸売の仕組みと「ベール」とは?
・国内仕入れと海外古着仕入れの違い
・必要な資金と月の仕入れ予算の考え方
・副業・個人事業として古着仕入れを始めるときの注意点
1-1. 古着仕入れを個人で始めるメリット・デメリット
個人で古着の仕入れを始める一番のメリットは、「小さく始めて大きく育てられる」ことです。店舗を借りなくても、まずはフリマアプリやSNS販売からスタートできます。自分の好きなテイストだけを集めて、お客さんも同じ趣味の人に絞れるので、仕事というより「好きなことを極める感覚」で続けやすいのもポイントです。また、新品仕入れに比べて原価が安く、お宝アイテムを安く仕入れられれば利益率が高くなりやすいのも魅力です。
一方で、デメリットもしっかり理解しておく必要があります。まず、古着は一点ものが多く、サイズや状態がバラバラなので、毎回「仕入れ→検品→採寸→撮影」と手間がかかります。また、トレンドやブランド知識がないと、価値のある服とそうでない服の見分けがつきにくく、在庫を抱えてしまうリスクもあります。さらに、古着は状態の感じ方に個人差があるため、「思ったより汚れていた」などの理由でクレームになることも少なくありません。メリット・デメリットを理解したうえで、「勉強しながらコツコツやっていく」という気持ちで始めると、長く続けやすくなります。
1-2. 古着卸売の仕組みと「ベール」とは?
古着の世界では、「卸売」と「ベール」という言葉がよく出てきます。卸売とは、一般のお客さんではなく、ショップやバイヤー向けに大量の古着をまとめて販売するスタイルのことです。この卸売を行う倉庫や業者から仕入れることで、1着あたりの単価をかなり下げられる場合があります。
「ベール」とは、古着をギュッと圧縮して大きな包み(塊)にした状態で販売する単位のことです。例えば「デニムベール」「スウェットベール」といった形でジャンルごとに分かれていることもあれば、ミックスベールとしていろいろなアイテムが混ざっているパターンもあります。ベール仕入れの特徴は、中身を完全には選べない代わりに単価が安くなることです。そのため、目利きができる人や、大量に在庫を回転させたい人には向いていますが、初心者がいきなり手を出すと「ほとんど売れない服だった…」ということも起こりがちです。まずはバラ売りや小ロットで感覚をつかみ、その後ベールに挑戦する流れが安心です。
1-3. 国内仕入れと海外古着仕入れの違い
国内仕入れと海外古着仕入れには、狙えるアイテム・リスク・手間の面で大きな違いがあります。国内仕入れ(リサイクルショップ、国内の卸、フリマアプリなど)は、送料や関税の心配がほとんどなく、やり取りも日本語なので始めやすいのがメリットです。一方で、人気ブランドや状態の良いアイテムはすでに多くのバイヤーにチェックされているため、競争が激しくなりがちです。
海外仕入れは、アメリカ・ヨーロッパなど、それぞれの地域ならではのブランドやデザインに出会えるのが魅力です。特にヨーロッパ古着は、色使いやシルエットに独特の雰囲気があり、日本でも根強いファンがいます。ただし、海外仕入れは送料・関税・為替レートなど、数字の計算がシビアになります。また、オンラインでのやり取りは英語が基本になり、トラブル時の対応も自分で行う必要があります。「国内で目利きの練習 → 海外オンライン → 余裕があれば現地仕入れ」というステップで進めると、リスクを抑えながらスキルアップができます。
1-4. 必要な資金と月の仕入れ予算の考え方
古着の仕入れは「お金をかけたほど有利」な面もありますが、個人で始めるなら、いきなり大きな金額を使う必要はありません。目安として、まずは1〜3万円程度の予算でテスト仕入れを行い、「どのくらいのスピードで売れるか」「どれくらいの利益が残るか」を確認するのがおすすめです。売れ行きがつかめてきたら、売上の○割を翌月の仕入れに回す、というルールを決めておくと、お金の流れが管理しやすくなります。
例えば、月の売上が10万円で、利益が4万円残ったとします。そのうち2万円を次回の仕入れに回し、残り2万円を自分の報酬や貯金にする、といったイメージです。こうすることで、在庫を増やしすぎず、手元のキャッシュも残せます。海外仕入れに挑戦したい場合は、送料や関税が上乗せされるため、国内よりも1回あたりの仕入れ額が大きくなりがちです。無理をして一度に大量に買わず、小ロットで試しながら、徐々に仕入れ予算を増やしていくのが安全です。
1-5. 副業・個人事業として古着仕入れを始めるときの注意点
古着仕入れを副業として始める人は増えていますが、気をつけたいポイントもいくつかあります。まず、継続的に利益が出るようになってきたら、確定申告や税金のことを避けて通れません。副業でも年間の利益が一定額を超えると、申告が必要になります。
具体的には、給与所得者(会社員など)が副業として古着転売を行う場合、給与所得以外の所得(利益)が年間20万円を超えると原則として確定申告が必要です。また、専業主婦や学生などで給与所得がない場合は、所得(利益)が年間48万円を超えると申告が必要になります。いきなり難しい税務知識を完璧に覚える必要はありませんが、「売上」「仕入れ」「送料」「経費」は最低限ノートやスプレッドシートで記録しておくと、後でとても楽になります。
また、ブランド品を扱う場合は、偽物に注意が必要です。偽物を知らずに仕入れてしまい、販売てしまうとトラブルや法的なリスクにつながることもあります。特にハイブランドは、真贋に自信がないうちは避ける、もしくは信頼できる鑑定付きのショップや業者からのみ仕入れるなど、リスクを減らす工夫をしましょう。さらに、仕入れた古着を保管するスペースも意外と重要です。湿気やニオイが強い場所だと、せっかくの古着が劣化してしまいます。カビ対策や防虫対策も「仕入れの一部」と考えて準備しておくと安心です。
2. 100円・激安で古着仕入れをする具体的な方法

チェックポイント
・100円古着仕入れができる代表的なパターン
・リサイクルショップで激安古着を見つけるコツ
・フリマアプリ・オークションでのまとめ買いテクニック
・セールやイベントを狙った古着仕入れのやり方
・激安仕入れでも失敗しないためのチェックポイント
2-1. 100円古着仕入れができる代表的なパターン
「古着仕入れ 100円」と聞くと、そんなに安く手に入るの?と思うかもしれませんが、実は個人でも100円前後で仕入れられるチャンスは意外と多くあります。代表的なのが、リサイクルショップのワゴンセールや閉店セール、シーズンオフの投げ売りコーナーです。特に地方の大型リサイクルショップでは、在庫を一気に処分したいタイミングで「1着110円」「5着で550円」などのコーナーが作られることがあります。
もう一つのパターンは、フリマアプリやネットオークションでの「まとめ売り」です。出品者が「クローゼット整理」「引っ越し前に処分したい」といった理由で、ブランドや状態をあまり気にせず、とにかく早く手放したいと考えているケースでは、1着あたり100円以下になることもよくあります。こうしたまとめ売りは、写真が少なく状態がわかりにくいことも多いですが、そのぶんライバルが少ないというメリットもあります。「全て自分で選びたい」という気持ちを一旦脇に置いて、「安くたくさん仕入れて、その中から売れるものを選ぶ」という考え方ができると、100円仕入れのチャンスはグッと広がります。
2-2. リサイクルショップで激安古着を見つけるコツ
リサイクルショップで激安の掘り出し物を見つけるには、「時間帯・曜日・エリア」を意識すると効率が上がります。まず時間帯ですが、一般的に値下げ作業が終わった直後の時間帯はねらい目です。店舗によってタイミングは違いますが、開店直後や平日の午後など、店員さんが在庫整理をしやすい時間に行くと、値下げされたばかりのアイテムを押さえやすくなります。
曜日でいうと、週末に向けて売り場を整える金曜日や、イベント明けのタイミングは新しい商品が出やすい傾向があります。また、エリアも重要で、都会の人気店は競争が激しい一方、郊外や住宅街の店舗はライバルが少なく、良品が残っていることも多いです。車や電車で少し足を伸ばして、普段行かないエリアを開拓してみると、思わぬ掘り出し物に出会えることがあります。店内では、メンズコーナーの中のレディースサイズ、逆にレディースコーナーに紛れたメンズアイテムなど、「本来の場所とは違うところ」にも目を向けると、競争率の低いお宝を見つけやすくなります。
2-3. フリマアプリ・オークションでのまとめ買いテクニック
フリマアプリやネットオークションでの仕入れは、自宅にいながら24時間チェックできるのが最大のメリットです。ただ、1着ずつ送料を払っていては、利益が圧迫されてしまいます。そこで活躍するのが「まとめ買い」です。例えば、同じ出品者が複数のアイテムを出している場合、「まとめ購入でお値下げ可能ですか?」と聞いてみると、送料分を引いてくれたり、セット価格にしてくれることがあります。
テクニックとしては、まず「サイズが合う」「テイストが似ている」「ブランドが近い」アイテムを同じ出品者からピックアップし、自分のショップの雰囲気に合うものを中心に提案するのがポイントです。ただ安いからといって、テイストがバラバラな商品を買いすぎると、自分のショップの世界観があいまいになり、お客さんに刺さりにくくなってしまいます。また、評価が極端に低い出品者や、説明が雑すぎる出品者は、トラブル回避のためにも避けた方が無難です。コメントのやり取りのスピードや、返信の丁寧さもチェックしておくと、安心して取引しやすくなります。
2-4. セールやイベントを狙った古着仕入れのやり方
古着を激安で仕入れたいなら、「セール情報」をチェックする習慣をつけるとかなり有利になります。リサイクルショップや古着チェーン店は、季節の変わり目や決算期などに大型セールを行うことが多いです。お店の公式アプリやLINE、SNSをフォローしておくと、「週末は衣料品〇%オフ」「メンバー限定セール開催」などの情報が流れてくるので、それに合わせて仕入れに行くと効率よく集められます。
また、フリマイベントや蚤の市も仕入れの場としておすすめです。出店者が「その日中に売り切りたい」と思っている場合も多く、イベント終了間際にまとめ買い交渉をすると、一気に値下げしてくれることがあります。ただし、イベント仕入れはテンションが上がり、つい買いすぎてしまいがちです。あらかじめ「今日は1万円まで」「アウターは3点まで」など、自分なりのルールを決めておくと、冷静に仕入れができます。セールやイベント仕入れは、安さだけでなく、「自分のショップに合うかどうか」を常に意識しながら選ぶことが大切です。
2-5. 激安仕入れでも失敗しないためのチェックポイント
激安仕入れは魅力的ですが、「安物買いの在庫抱え」になってしまうと本末転倒です。失敗を防ぐためのチェックポイントとして、まず「ダメージの種類」を見分けることが大事です。小さな汚れや、味として受け入れられる色あせならOKでも、大きなシミや破れ、ファスナー破損などは、直す手間やコストを考えると赤字になることもあります。「自分が買う側だったら、この状態でいくらなら欲しいか?」と想像して判断すると、感覚がつかみやすくなります。
もう一つ大事なのが「売れるイメージが湧くかどうか」です。安いからといってテイストがバラバラすぎる服を集めてしまうと、撮影や出品が億劫になり、結局クローゼットの肥やしになります。激安仕入れでも、「自分のショップはこの系統」「このお客さん層に向けて売る」とイメージしながら選ぶと、出品までスムーズに進みます。また、ブランドタグだけに頼らず、シルエットや素材感、今のトレンドとの相性をしっかり見ることも大切です。最初は少し慎重すぎるくらいでちょうどいいので、経験を重ねるうちに、自然と「これはいける」「これはやめておこう」という判断が早くなっていきます。
3. オンラインでできる古着仕入れ(国内・海外)

チェックポイント
・古着仕入れオンラインサイトの種類と特徴
・海外古着仕入れをオンラインで行うときの注意点
・ヨーロッパ古着仕入れに強いオンラインショップの探し方
・最低ロット・送料・関税の考え方と注意点
・オンライン仕入れで利益計算をする具体的な手順
3-1. 古着仕入れオンラインサイトの種類と特徴
オンラインで古着を仕入れるときには、いくつかのタイプのサイトがあります。ざっくり分けると、「一般消費者向けのフリマアプリ・オークションサイト」「事業者向け・バイヤー向けの卸サイト」「海外の古着専門オンラインショップ」などです。フリマアプリやオークションは、個人同士の取引が中心で、1点ものやまとめ売りが多く、価格もまちまちです。一方、卸サイトは、ある程度のロット(一定枚数)で販売されることが多く、1着あたりの単価が分かりやすいのが特徴です。
海外の古着オンラインショップは、アメリカやヨーロッパの古着を日本に発送してくれるところも増えています。中には、日本語対応しているサイトや、日本人バイヤーが運営しているショップもあり、初めての海外仕入れでも利用しやすい場合があります。ただし、どのタイプのオンラインサイトでも、「商品写真の枚数」「詳細な説明」「返品ポリシー」「送料・手数料」などは必ずチェックしておきたいポイントです。同じ価格に見えても、送料や手数料を含めるとトータルの単価が大きく変わることもあるので、最初はエクセルやメモアプリで計算してみると感覚がつかみやすくなります。
3-2. 海外古着仕入れをオンラインで行うときの注意点
海外古着をオンラインで仕入れるときは、国内仕入れにはない注意点がいくつかあります。まず、サイズ感の違いです。海外のS・M・Lは、日本のサイズ感とズレていることが多く、特にパンツやアウターは注意が必要です。可能であれば、平置きの実寸が記載されているショップを選び、自分の手持ちの服と比べる習慣をつけましょう。
次に、送料と関税です。海外から日本に送ってもらう場合、一定金額を超えると関税や消費税がかかることがあります。商業目的で古着(中古衣類)を輸入する際、その多くは「中古衣類」として分類(HSコード: 6309.00)され、課税価格(商品代金+送料など)が20万円以下の場合は簡易税率5%、20万円超の場合はWTO協定税率5.8%(または基本税率7%)などが適用されることが一般的です。関税と消費税の合計コストを正確に把握することが、利益計算の鍵となります。
これらのコストを忘れて計算してしまうと、「思ったよりも原価が高くなってしまった」ということになりやすいです。また、到着までの日数も国内より長く、2〜3週間かかることもあります。季節ものを仕入れるときは、「届いた頃には季節が終わっていた」ということにならないよう、余裕を持って注文することが大切です。さらに、言語の問題もあります。英語でのやり取りに不安がある場合は、まずは日本語対応の海外ショップや、すでに日本人バイヤーが利用している実績のあるサイトから試してみると安心です。
3-3. ヨーロッパ古着仕入れに強いオンラインショップの探し方
ヨーロッパ古着は、色づかいやデザインに独特の雰囲気があり、日本でも根強い人気があります。オンラインでヨーロッパ古着を仕入れたい場合、まずは「ヨーロッパ古着」「ヴィンテージヨーロッパ」「EU vintage」などのキーワードで検索し、複数のショップを比較してみると良いです。その際にチェックしたいのは、「どの国の古着が多いか」「写真のクオリティ」「商品説明の丁寧さ」「日本への発送実績」です。
特に、フランス・イタリア・ドイツ・イギリスなど、国ごとに得意としているジャンルが違うことも多いです。例えば、フランスはレディースのワンピースやブラウス、イギリスはトラッドなコートやテーラードジャケットなどが豊富、といったざっくりした傾向があります。ショップのInstagramやSNSもあわせてチェックすると、どんなお客さんが買っているかが見えてきて、自分のショップとの相性も判断しやすくなります。「ヨーロッパ古着仕入れ」といっても、ショップによってテイストがかなり違うので、まずは少量仕入れでテストし、売れ行きやお客さんの反応を見ながら、相性の良い仕入れ先を育てていくイメージが大切です。
3-4. 最低ロット・送料・関税の考え方と注意点
オンライン仕入れ、とくに卸サイトや海外ショップを利用する際には、「最低ロット」「送料」「関税」をセットで考えることが重要です。最低ロットとは、「最低これだけの枚数・金額からしか注文できません」というラインのことです。例えば、1カテゴリ50枚から、合計〇〇ユーロ以上から、などルールは様々です。一見1着あたりの単価が安く見えても、最低ロットが多すぎると在庫を抱えやすく、キャッシュフローを圧迫してしまいます。
送料と関税も侮れません。海外からの送料は距離や重量によって変わりますが、軽い服でも枚数が増えればそれなりの金額になります。関税は、輸入する商品の金額や内容によって変わるため、あらかじめ「関税 シミュレーション」などでおおよそのイメージをつかんでおくと安心です。計算のコツとしては、「商品代金+送料+関税+その他手数料」を全部足して、それを合計の枚数で割ることで、1着あたりの実質原価を出すことができます。オンライン仕入れの失敗は、この部分をざっくり計算してしまい、「思ったより利益が残らない」というパターンが多いので、最初は少し面倒でもしっかり数字と向き合うのがおすすめです。
3-5. オンライン仕入れで利益計算をする具体的な手順
オンライン仕入れの利益計算は、一度型を作ってしまえばそこまで難しくありません。手順としては、まず「仕入れ1回分の総コスト」を洗い出します。商品代金の合計、送料、関税、振込手数料や決済手数料など、仕入れに直接かかったお金をすべて足します。次に、その総コストを仕入れた枚数で割り、1着あたりの原価を出します。
そのうえで、自分の販売チャネル(フリマアプリ、ECサイト、実店舗など)にかかる手数料も考慮します。例えば、販売手数料10%、送料700円、梱包材50円などがかかる場合、「販売価格 − 販売手数料 − 送料 − 梱包材 − 仕入れ原価」で利益をざっくり計算できます。理想は、販売価格の30〜50%程度の利益率ですが、アイテムや販売戦略によっても変わります。最初のうちは、実際に売れた商品の数字を元に、1点ずつノートに書き出してみると、自分の得意な価格帯や、利益が出にくいパターンが見えてきます。慣れてきたら、仕入れ前の段階で「このアイテムは○○円なら売れるから、原価は○○円まで」と逆算して考えられるようになり、オンライン仕入れの精度が一気に上がっていきます。
4. 倉庫・卸売業者から古着を仕入れる方法

チェックポイント
・古着仕入れ倉庫とは?利用するメリット
・個人でも利用できる古着卸売業者の探し方
・古着仕入れベールの仕組みとメリット・デメリット
・倉庫仕入れでの現地チェックのポイント
・初心者が倉庫・卸仕入れで失敗しないためのコツ
4-1. 古着仕入れ倉庫とは?利用するメリット
古着仕入れ倉庫とは、全国から集められた古着を大量に保管し、店舗やバイヤーに向けて販売している場所のことです。いわば「古着の卸市場」のような存在で、1棟まるごと古着だらけ、というところも珍しくありません。ここを利用する最大のメリットは、とにかく量が多く、一度に大量の仕入れができることです。ジャンルごとにラックやコンテナに分けられていることが多く、アメカジ、スポーツ、ヨーロッパ、ミリタリーなど、狙いたいカテゴリを中心に見て回ることができます。
また、倉庫によっては、個人でも利用OKのところが増えています。事前予約制で、決められた時間内に自分でピックしていくスタイルが多く、枚数や重量での料金設定になっている場合もあります。店舗スタッフと直接話ができるので、人気のアイテムや再入荷のタイミングなど、現場ならではの情報を聞けるのも大きなメリットです。写真では分かりにくい「生地の厚み」「色味」「ダメージの雰囲気」も、その場で確認できるため、自分のセンスを信じた仕入れがしやすくなります。
4-2. 個人でも利用できる古着卸売業者の探し方
個人で利用できる古着の卸売業者を探すには、いくつかの方法があります。まずインターネット検索で、「古着 卸 個人 OK」「古着 倉庫 仕入れ」「古着 卸売 個人向け」などのキーワードを使って調べてみましょう。公式サイトに「個人利用可」「開業前の方も歓迎」と書いてある業者もあります。また、InstagramやTikTokなどで倉庫の様子を公開しているところも多く、「〇〇古着倉庫」「古着卸〇〇」といったアカウントをフォローすると、入荷情報や利用方法が分かりやすいです。
もうひとつの探し方は、すでに古着販売をしている人の発信をチェックすることです。YouTubeやブログ、SNSで「仕入れ同行」や「倉庫仕入れレポ」を公開している人がいて、そこから業者名や場所のヒントを得られることもあります。ただし、仕入れ先はその人にとって大切な情報なので、あまりしつこく聞いたりするのはマナー違反です。自分でもリサーチをしつつ、公開されている情報の中で利用しやすいところを選びましょう。初めて訪問する倉庫は、ルールや料金体系を事前にしっかり確認してから予約するとスムーズです。
4-3. 古着仕入れベールの仕組みとメリット・デメリット
ベール仕入れは、古着を圧縮して大きな塊にまとめた単位で仕入れる方法です。「スウェットベール」「デニムベール」「ミックスベール」など、内容がある程度決まっているものもあれば、完全におまかせのミステリーベールのようなものもあります。ベール仕入れの一番のメリットは、とにかく単価が安くなることです。1着あたり数百円以下になることも多く、当たりアイテムが混ざっていれば、少数のアイテムだけで元が取れてしまうこともあります。
一方で、デメリットもハッキリしています。まず、中身をほとんど選べないため、自分のショップのテイストに合わない服や、状態の悪い服が一定数含まれます。また、ベールは重量が重く、開封したあとに検品・仕分け・撮影と手間も大きくなります。保管スペースも必要です。初心者が最初からベールに挑戦するのはリスクが高いので、まずは「バラ売り+少量パック」から始めて目利きの感覚を養い、そのうえで「このジャンルのベールなら回せそう」と判断できるようになってからチャレンジするのが安全です。
4-4. 倉庫仕入れでの現地チェックのポイント
倉庫で実際に商品を見ながら仕入れるときは、時間との勝負になることも多いです。限られた時間で良い商品をピックするためには、「最初に全体をざっと見渡す → 目星をつけたラックに集中する」という流れが有効です。細かく1点ずつ見ていると、あっという間に時間が過ぎてしまうので、まずは「色・シルエット・素材感」でパッと目に入ったものを引き抜き、その後でダメージやサイズをチェックしていくと効率が上がります。
チェックポイントとしては、汚れや破れなどのダメージはもちろんですが、「ボタン欠け」「ファスナー不良」「ニオイ」も重要です。店舗販売ならアイロンや洗濯、リペアでカバーできるかもしれませんが、オンライン販売中心の場合、お客さんの手元に届くまでの印象が全てです。「自分で許容できるダメージのライン」を事前に決めておくと、判断に迷いにくくなります。また、倉庫によっては「1枚○円エリア」と「ブランドミックスエリア」など、価格帯が分かれていることもあるので、自分の予算や客層に合わせて、どのエリアを重点的に見るか決めておくとよいです。
4-5. 初心者が倉庫・卸仕入れで失敗しないためのコツ
倉庫や卸仕入れは、慣れていないと「楽しくなりすぎて買いすぎる」ことがよくあります。失敗を防ぐコツとして、まず「今日はこのジャンルを中心に」というテーマを決めておくことが大切です。例えば、「スウェットとデニムだけ」「レディースのワンピース中心」など、狙いを絞ることで、判断の軸がぶれにくくなります。また、予算もあらかじめ上限を決めておき、手持ちの現金+必要最低限のカード決済にとどめるなど、自分なりのルールを作りましょう。
もう一つ大切なのが、「すべてを1回で完璧にしようとしない」ことです。最初の数回は、どうしても失敗や反省点が出てきますが、それを記録して次回に生かしていけばOKです。「このジャンルは売れやすかった」「この価格帯は動きが鈍かった」「この倉庫は自分のテイストと相性が良い」など、仕入れごとにメモを残すと、自分だけのノウハウがたまっていきます。倉庫仕入れは、単に服を買うだけでなく、「現場での目利き力」を鍛える場でもあります。焦らず少しずつ経験を重ねることで、他のバイヤーと差がつくようになっていきます。
5. 海外・ヨーロッパ古着仕入れで差別化する戦略

チェックポイント
・海外古着仕入れで人気の国・エリアと特徴
・ヨーロッパ古着仕入れで狙いたいジャンル・ブランド
・海外仕入れで起こりがちなトラブルと対策
・海外現地仕入れとオンライン仕入れの組み合わせ方
・仕入れた古着を高く売るための見せ方・ブランディング
・この記事のまとめ
5-1. 海外古着仕入れで人気の国・エリアと特徴
海外古着仕入れでよく名前が挙がるのは、アメリカ、ヨーロッパ各国、韓国などです。アメリカ古着は、スウェットやTシャツ、ワーク系、スポーツ系などカジュアルアイテムが豊富で、バンドTやカレッジロゴ、企業ロゴものなど、日本でも人気の高いジャンルが多いのが特徴です。一方、ヨーロッパ古着は、クラシックで上品なアイテムや、独特の色づかいのニット、ワンピースなどが多く、雰囲気重視のお客さんに刺さりやすいです。
国ごとのざっくりしたイメージとしては、フランスはフェミニンでエレガントなレディースアイテム、イギリスはトラッドで紳士的なテーラードやコート、ドイツや北欧はシンプルで機能的なデザインなどが挙げられます。韓国やアジア圏は、トレンドに敏感で、シルエットやカラーリングが今っぽいものが多い印象です。自分のショップがどんな世界観を目指すのかをイメージしながら、「この国の古着と相性が良さそうだな」というエリアを中心に仕入れると、自然とブランディングにもつながります。
5-2. ヨーロッパ古着仕入れで狙いたいジャンル・ブランド
ヨーロッパ古着仕入れで差別化を図りたいなら、「ヨーロッパらしさ」が伝わるジャンルやブランドを意識して選ぶと良いです。たとえば、上品なウールコートやトレンチコート、レトロな柄のワンピース、繊細なレースブラウスなどは、ヨーロッパ古着ならではの雰囲気が出やすいアイテムです。また、ニットやカーディガンも、色づかいが柔らかく、刺繍や編み柄が凝っているものが多く、日本の古着とはまた違った魅力があります。
ブランドでいうと、ハイブランドにこだわらなくても、現地の百貨店ブランドや老舗メーカー、テーラード系のブランドなど、品質の良いものが多くあります。タグに「Made in France」「Made in Italy」などと書かれているだけでも、お客さんにとってはひとつの付加価値になります。大切なのは、「ブランド名だけで選ばない」ことです。ノーブランドでも、シルエットや素材、ディテールが良ければ十分に魅力的な商品になります。むしろ、「ブランドより雰囲気重視」で選んだアイテムの方が、自分のショップらしさを出しやすい場合も多いです。
5-3. 海外仕入れで起こりがちなトラブルと対策
海外仕入れでは、どうしてもトラブルのリスクがあります。よくあるのは、「届いた商品が写真のイメージと違う」「ダメージが説明よりもひどい」「サイズが想像以上に大きい・小さい」といったケースです。これを完全にゼロにするのは難しいですが、事前に対策することで大きな失敗は減らせます。まず、ショップの評価やレビューを必ずチェックし、悪い評価が多いところは避けるのが基本です。
また、商品ページの写真が少なすぎる場合や、説明文があまりにもざっくりしている場合は、追加の写真をお願いしたり、気になる点を質問してみるのも有効です。返信のスピードや対応の丁寧さも、そのショップの信頼度をはかる材料になります。さらに、トラブルが起きたときに備えて、「クレーム対応のルール」を自分の中で決めておくと安心です。例えば、「仕入れ時点で想定していなかった大きなダメージがあった場合は、値付けを下げてアウトレットとして販売する」「どうしても販売が難しいものは、割り切って練習用・撮影用に回す」など、あらかじめ決めておくと、感情的にならずに対応しやすくなります。
5-4. 海外現地仕入れとオンライン仕入れの組み合わせ方
将来的に海外現地で仕入れをしたいと考えているなら、オンライン仕入れと組み合わせることで、リスクを抑えながらステップアップしていくことができます。まずはオンラインでその国の古着の雰囲気やサイズ感、価格帯をつかみ、自分のお客さんがどのようなアイテムに反応するかをテストします。そのうえで、「この国の古着は反応が良い」「このジャンルはもっと仕入れたい」と手応えを感じたら、現地仕入れを検討する流れです。
現地仕入れのメリットは、オンラインでは出てこないローカルショップや蚤の市、フリーマーケットなどに直接足を運べることです。地元の人しか知らないようなお店で、お宝アイテムに出会えることもあります。ただし、現地仕入れは、旅費や滞在費も含めてコストがかかるので、「旅行ついでに少しだけ仕入れてみる」くらいのスタンスから始めるのもありです。オンラインと現地仕入れを組み合わせることで、仕入れ先の幅が広がり、他のショップと差別化しやすくなります。
5-5. 仕入れた古着を高く売るための見せ方・ブランディング
どれだけ良い古着を仕入れても、「見せ方」がイマイチだと価値が伝わりません。逆に、写真や文章、コーディネート提案がしっかりしていれば、同じアイテムでも「欲しい!」と思ってもらえる確率がグッと上がります。まず大事なのは、写真の雰囲気です。明るい自然光の下で、シワを伸ばして撮影するだけでも印象は大きく変わります。ハンガー掛けだけでなく、マネキンや自分、友人に着てもらってコーディネート写真を撮ると、実際に着たときのイメージが伝わりやすくなります。
文章では、「状態説明」と「ストーリー」の両方を意識しましょう。状態説明では、汚れやダメージ、使用感について正直に書くことで、信頼感が生まれます。そのうえで、「ヨーロッパらしい落ち着いた色合い」「90年代らしいオーバーサイズシルエット」など、そのアイテムならではの魅力を言葉で補足すると、他の商品と差別化できます。また、ショップ全体の世界観も大切です。アイコンやロゴ、商品の並べ方、SNSの投稿内容などを統一感のあるテイストにまとめることで、「このショップらしい」と感じてもらいやすくなり、リピーターも増えやすくなります。
「古着仕入れを個人で始める方法は?100円仕入れ・海外オンライン・倉庫仕入れまで詳しく解説!」のまとめ
個人で古着仕入れを始めるときは、「小さく始めて、少しずつレベルアップする」ことが何より大切です。100円仕入れや激安コーナーを活用しながら、まずは国内仕入れで目利きや撮影、販売の流れに慣れていきましょう。そのうえで、オンラインの卸サイトや海外古着仕入れにチャレンジすれば、取り扱えるジャンルやテイストが一気に広がります。倉庫仕入れやベール仕入れは、慣れてから少しずつ取り入れていけばOKです。
海外・ヨーロッパ古着をうまく取り入れることで、自分のショップならではの世界観や強みを作ることができます。ただ、どの段階でも共通して大切なのは、「数字の管理」と「お客さんへの誠実さ」です。仕入れコストや利益をしっかり把握し、商品説明や状態について正直に伝えることで、長く続けられる古着ビジネスに育っていきます。焦らず、自分のペースで試しながら、あなただけの古着仕入れスタイルを作っていきましょう。